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リバネスシンガポール代表徳江紀穂子が日経フォーラムメルボルンにパネリストとして登壇します

リバネスシンガポール代表徳江紀穂子が日経フォーラムメルボルンにパネリストとして登壇します

リバネスシンガポール Managing Directorの徳江紀穂子博士は、「JAPAN-AUSTRALIA PARTNERSHIP: A RENEWED AGENDA FOR CHANGING TIMES」をテーマに8月18日(月)開催される国際会議「Nikkei Forum Melbourne 2025」に登壇いたします。本フォーラムは日本経済新聞社主催のもと、アジア太平洋地域の政府関係者、企業経営層、政策立案者を一堂に集め、日豪間の持続的かつ競争力ある連携強化に向けた戦略を議論する場として開催されます。

本フォーラムにて徳江博士は、研究者の視点を起点に、文化の架け橋としての役割を果たしてきた自身の経験を踏まえ、日本、東南アジア、オセアニア(特にオーストラリア)間における人・知識交流の活性と深化に向けたビジョンを発信いたします。

徳江紀穂子博士による異文化間リーダーシップ

東京に生まれ、シンガポールおよびタイで育ち、米国とオーストラリアでの高等教育を経て、日豪両国で理系の学位を取得。修士課程修了後には、研究者・教育者としてのキャリアをタイで積んだ後、博士号を取得し、2011年に株式会社リバネスに参画。2013年にはリバネスマレーシアを共同設立、2016年よりリバネスシンガポールの代表を務めています。アジア各国における豊富な実務経験と多文化的なバックグラウンドにより、徳江博士は「東西の架け橋」として高く評価されています。

彼女の活動は、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というグループ全体のビジョンのもと、研究者、産業界、地域コミュニティを横断的につなぎ、科学・教育・イノベーションの融合を促進するものです。リバネスシンガポールとしてのミッションは、”Building Global Knowledge Hub by Nurturing Next Generation Global Leaders”を掲げており、教育、人材育成を中心に活動を続けています。

2025年初頭には、マレーシア・ジョホールで開催されたNikkei Forumにも登壇し、科学的知見を社会課題の解決に結びつける「サイエンスブリッジコミュニケーター」の重要性を訴えました。特に、社会的意義を明確に持ち、学際的な視野を育む教育、多角的な視野を持つ事の重要性と、若手研究者の社会参画を促す仕組みの構築を提言しています。

過去の記事へのリンク

“Connecting People, Creating Value” ― Nikkei Forum Melbourneにて

2025年8月18日開催予定のNikkei Forum Melbourne 2025では、徳江博士が “Connecting People, Creating Value: Shaping the Future at the Crossroads” と題したパネルディスカッションに登壇予定です。本セッションでは、日本およびオーストラリアの各界リーダーとともに、文化を越えた人的・知的ネットワークがいかにして未来の価値を創出するかについて議論します。

パネリストには、日本の白馬村村長・丸山俊郎氏、JTB総合研究所チーフコンサルタント・テメスゲン(トム)アセファ氏、Japan Australia LNG(MIMI)社CEO兼代表取締役・倉橋洋行氏が名を連ね、日豪基金理事長・小川夏子氏がモデレーターを務めます。自治体、観光、エネルギー、異文化連携といった多様な分野からの登壇者によって、複眼的な視点から日豪連携の可能性が探求されます。

社会への還元を志す「研究者」へのメッセージ

オーストラリアの大学で学び、アジア各国での研究・教育を中心とした事業活動を展開してきた徳江博士は、本フォーラム登壇を通じて、「学生として受け入れてくれた地域社会への還元に少しでも貢献を果たせれば」と語ります。

「オーストラリアでの学びを糧に、今度は社会に貢献する側として、Nikkei Forumでの地球貢献活動に関する発信を大変楽しみにしています。分野や文化を越えて人をつなぐことで、新しい価値は生まれます。サイエンスブリッジコミュニケーションを通じて、研究者が社会とつながる。そうすることで、実社会の課題解決を図る動きが加速することを願っています」と、若手研究者を含むNikkei Forum Melbourneの参加者へのメッセージを寄せました。

国際的な視点と協働の場を活用し、地域社会に根差した技術開発や次世代人材の育成、国際共同研究の推進などを通じて、研究者が社会へ貢献するモデルを提示することを目指しています。

新時代における日豪連携の起点として

2026年に日豪基本条約締結50周年を迎えるにあたり、Nikkei Forum Melbourne 2025は、両国の関係性を次なるステージへと導く契機となることが期待されています。徳江博士のような異文化間の科学リーダーを迎えることで、フォーラムは人的ネットワークが両国関係の強化に果たす役割を際立たせます。

本フォーラムは、アカデミアと産業界、そして国家間をつなぐ新たな橋渡しとして、研究者・ビジネスリーダー双方にとって、行動につながる知見を得る貴重な機会となるでしょう。